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先輩セラピスト対談:お客様に寄り添う仕事のはじめ方

先輩セラピスト対談

お客様に寄り添う仕事のはじめ方

経験豊富な先輩セラピストに、はじめてのお客様との向き合い方や、長く信頼していただくために大切にしていることを聞きました。美容の仕事に興味がある方へ、現場のリアルな声をお届けします。

  • 赤野 周子 宮津由良代行店 / 店長
  • 杉本 彩華 南2条代行店 / 店長
  • 三宅 里奈 神楽岡公園代行店 / 店長
  • 大島 信子 メナード白鳥公園株式会社 / 代表取締役

Contents

  • 身近な人に美容の仕事を伝えるときの声かけ
  • 初めて来てくださったお客様に安心してもらう接客
  • 押し売りにならない、悩みに寄り添う提案
  • お客様と長く信頼関係を育てるための工夫
  • 未経験から学ぶ方へ向けた先輩たちのアドバイス

対談本文

身近な人に美容の仕事を始めたことを伝えるのが少し不安です。

赤野さん
最初から上手に話そうとしなくて大丈夫です。友人や知人なら、普段の会話の延長で「美容の仕事を始めたんだ」「よかったら一度体験してみてね」と素直に伝えやすいと思います。身近な人だからこそ、緊張しすぎずに自分の言葉で話せるのが強みです。

三宅さん
「何かを売らなきゃ」と考えるより、まずは相手の肌の悩みや、最近気になっていることを聞くところからでいいと思います。「セラピストとして勉強を始めたんだ」「きれいになるお手伝いができるようになりたいんだ」と自分の目標を伝えると、応援する気持ちで来てくださる方も多いです。

大島さん
声をかけることは、無理にすすめることではありません。自分が始めた仕事や、体験してほしいサービスのことを、正直に伝えること。そこから少しずつ会話が広がっていきます。

初めて来てくださったお客様に、また来たいと思ってもらうには?

杉本さん
施術が終わった後に、まずはお客様と一緒に肌の変化を確認します。「ここが明るく見えますね」「触った感じが変わりましたね」と具体的にお伝えすると、お客様も実感しやすくなります。そのうえで、きれいな状態を保つためにできることを、無理のないペースでお話しします。

三宅さん
こちらが楽しんで接することも大切だと思います。お客様は少し緊張して来店されることもあるので、「来てよかった」と思っていただける空気づくりを意識しています。最後には「またお会いできたらうれしいです」という気持ちを込めてお見送りします。

大島さん
技術だけでなく、「安心できた」「話しやすかった」という印象も次につながります。お客様をきれいにしたいという気持ちは、接客の中で自然に伝わっていきます。

商品をおすすめすることが、押し売りのように感じられないか心配です。

赤野さん
まずは、お客様が今使っているものや、気に入っているところを聞くようにしています。そのうえで「今のお悩みなら、ここを少し変えてみるのもいいかもしれません」と、取り入れやすいところから提案します。全部を変えてもらう必要はありません。

三宅さん
おすすめする前に、お客様が家で続けられるイメージを持てることが大事です。使い方を一緒に確認したり、どんな変化を目指したいかを聞いたりしながら、「これならできそう」と思っていただける提案を心がけています。

肌の変化を、どう伝えるとお客様に喜んでもらえますか?

杉本さん
お客様ご自身が変化に気づけるように、「前回と比べてどう感じますか?」と聞くようにしています。分かりにくい時は、「ここがなめらかに見えますね」「明るい印象になりましたね」と、見たままを具体的に伝えます。一緒に喜べる瞬間が、この仕事のやりがいです。

赤野さん
できているところを先に見つけて、しっかり褒めることを大切にしています。少し改善できそうなところがある時も、「ここを少し意識すると、もっと良くなりそうですね」と前向きに伝えます。お客様が責められているように感じない言い方を選びます。

大島さん
肌の話は、とても個人的なものです。だからこそ、否定ではなく「一緒に良くしていきましょう」という姿勢が大切です。知識は働きながら身につきますが、この寄り添う気持ちは最初から持てる強みです。

一度来てくださったお客様と、長く関係を続けるには?

三宅さん
一回で大きく変えるというより、少しずつ変化を積み重ねていくことをお客様と共有します。写真やメモで前回の状態を残しておくと、「ここが変わってきましたね」と一緒に確認できます。お客様と一緒に喜べる時間が、次の来店にもつながっていきます。

赤野さん
ご自宅でのケアも、難しいことではなく「次までにここを少し意識してみてくださいね」と小さな目標にしています。次にお会いした時に「どうでしたか?」と聞けるので、お客様との会話も自然につながります。

いつも同じメニューのお客様にも、新しい提案はできますか?

杉本さん
できます。エステ前の何気ない会話の中で、「最近乾燥が気になる」「忙しくてケアができない」など、今の悩みが出てくることがあります。定期的に「最近のお肌の調子はどうですか?」と聞くことで、その時のお客様に合った提案がしやすくなります。

三宅さん
同じメニューを続けてくださるのは、信頼してくださっている証拠でもあります。そこから少しずつ、「もっとこうなりたい」という気持ちを一緒に見つけていきます。お客様自身が必要性に気づけるように、問いかけながら提案することを意識しています。

しばらく来店がないお客様とは、どう関係を続けていますか?

赤野さん
来なくなってから慌てて連絡するのではなく、普段から季節の変化やイベントに合わせて、自然にメッセージを送るようにしています。その時も一斉に送る文章ではなく、お名前を入れたり、前に話したことに触れたりして、その方に向けた言葉になるよう意識しています。

杉本さん
毎回同じことの繰り返しにならないよう、「今日は前回とここを比べてみましょう」「季節に合わせてここを見てみましょう」と、小さな変化を入れるようにしています。来るたびに少し楽しみがあると、また行きたいと思っていただきやすくなります。

はじめての方へのQ&A

未経験でも、お客様にアドバイスできるようになりますか?

A
最初から全部できる必要はありません。研修で基礎を学び、先輩の接客を見たり、一緒に練習したりしながら少しずつ身につけていきます。大切なのは、分からないことをそのままにせず、お客様のために学び続ける姿勢です。

お客様への伝え方が強くならないか不安です。

A
否定する言い方ではなく、まずはできているところを見つけて褒めることから始めます。「もう少しこうすると、もっと良くなりますよ」と前向きに伝えると、お客様も安心して聞いてくださいます。

商品知識を全部覚えてからでないと始められませんか?

A
全部を完璧に覚えてから始める必要はありません。基本の流れやよく使うアイテムから覚え、実際のお客様との会話を通して知識が深まっていきます。一人で抱え込まず、先輩に相談しながら成長できる環境があります。

まとめ

大島さん
今日登壇した先輩たちも、最初から自信があったわけではありません。声かけに迷ったり、接客で悩んだりしながら、少しずつ経験を重ねてきました。美容の仕事は、お客様の変化を一緒に喜べる仕事です。興味がある方は、完璧に準備ができてからではなく、「やってみたい」という気持ちを大切に、一歩踏み出してみてください。

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